「LP制作の副業に興味があるけれど、未経験でも応募できる?」「デザインを学べば、コーディングまでできないといけない?」と迷っていませんか。
LPは、商品やサービスの申込みなどを目的に作るWebページです。ただし、募集に「LP制作」と書かれていても、デザインだけを担当する仕事と、完成したデザインをWebページとして実装する仕事では、必要なスキルが異なります。
この記事では、2026年9月に確認した募集例をもとに、LP案件の担当範囲、応募前に見るべき条件、仕事に合わせた学び方を整理します。募集例は条件の読み方を示すもので、現在応募できる案件の紹介ではありません。
LP制作の副業は「どこまで担当するか」で仕事内容が変わる
最初に確認したいのは、LPのどの工程を任されるかです。「LP制作」という言葉だけで、必要な作業を判断することはできません。
LPのデザインだけを担当する案件
原稿や構成案をもとに、文字、写真、ボタンなどの見た目を設計する仕事です。募集によってはページ全体ではなく、最初に見える部分や一部のパーツの修正を担当します。
たとえば、2026年6月掲載のクラウドワークスの募集例では、LPパーツやバナーの修正・作成が業務に含まれ、「コーディングは不要」と明記されていました。一方で、FigmaやAdobe製品の基本操作、過去の作品の提示などが求められています。コーディング不要でも、誰でも準備なしに応募できるわけではありません。
支給されたデザインをコーディングする案件
完成したデザインデータを受け取り、HTML・CSSなどを使ってブラウザで表示できるページにする仕事です。スマートフォン表示への対応や、ボタン・フォームの動作確認が含まれる場合もあります。
2026年9月掲載のLPコーディングの募集例では、デザインデータ・画像・原稿は支給される一方、HTML・CSS・JavaScriptによる実装、フォーム、サーバーへの設置まで求められていました。応募条件にはコーディング実績もあります。デザインツールを使えるだけでは対応できない内容です。
デザインから公開まで担当する案件
構成やデザインを考え、Webページとして実装し、公開まで担当する仕事もあります。原稿作成や写真の用意、公開後の修正まで含まれるかは案件ごとに異なります。
担当する工程が増えるほど、必要なスキルと作業時間も変わります。本業を続けながら副業に取り組む場合は、報酬額だけでなく、完成まで自分が対応できる範囲かを先に確認しましょう。
未経験者がLP案件へ応募する前に確認したいこと
「未経験でもできるか」は、LPという制作物の名前だけでは決まりません。募集文の必須条件と、自分が担当する作業を照らし合わせて判断します。
実務経験とポートフォリオの条件
「実務経験必須」なのか、「経験者歓迎」なのかを読み分けましょう。制作経験が条件の場合も、求められるのが実案件の経験なのか、制作した作品を示せればよいのかは募集によって違います。
実案件の経験がないなら、自主制作でLPのデザインや一部分を作り、作品の目的、自分が担当した範囲、使用ツールを説明できるようにしておきます。自主制作を実績と誤解される形で見せないことも大切です。作品の載せ方は「Webデザイン副業のポートフォリオは何を載せる?」で詳しく解説しています。
原稿・画像・構成案は支給されるか
ページに載せる文章や画像、情報の順番が決まっている案件と、それらを自分で考える案件では作業量が異なります。「デザインのみ」と書かれていても、原稿の整理や構成の提案まで求められることがあります。
応募前に、原稿、写真、ロゴ、参考ページ、構成案のうち何が支給されるかを確認してください。不明な場合は、作業範囲と納期を判断するために質問しましょう。
スマートフォン対応・フォーム・修正は含まれるか
PC用のデザインだけでなく、スマートフォン用も必要かを確認します。実装案件なら、問い合わせフォーム、サンクスページ、公開作業、表示確認の有無も重要です。
修正回数や修正の対象も見ておきましょう。文字の差し替えと、ページ構成の作り直しでは必要な時間が違います。最初の見積もりに含める作業と、追加の相談が必要な作業を曖昧にしたまま受注しないことが大切です。
案件を探す場所や応募時の共通の確認事項は、「Webデザイン副業の案件はどこで探す?」も参考にしてください。
デザインだけの案件に必要な準備
コーディングを担当しない場合も、ツール操作だけでLPのデザインが完成するわけではありません。ページの目的に合わせて情報を整理し、読者が読み進めやすい見た目を考える必要があります。
ページ構成とデザインツールを練習する
商品やサービスの特徴、対象者、申込みまでに必要な情報を整理し、見出しや画像、ボタンの順番を考えます。そのうえで、応募したい案件に指定されるツールを使って制作を練習します。
Figma、Photoshopなど、使うツールの指定は募集ごとに異なります。画像制作の案件も含めて使用ツールや納品形式の読み方を確認したい方は、「Webデザイン副業はCanvaだけでできる?」も参考にしてください。
担当範囲が伝わる作品を用意する
練習作品をポートフォリオに載せる場合は、「架空のサービスのLPデザイン」「ファーストビューのみを制作」など、作品の前提と担当範囲を明記します。コーディングや公開まで行っていないなら、その部分を担当したかのように見せる必要はありません。
見た目だけでなく、誰に向けたページか、どの情報を目立たせたか、スマートフォンでの読みやすさをどう考えたかも説明できると、制作の意図が伝わりやすくなります。
コーディングまで担当したい場合の学び方
LPをブラウザで使える状態にする仕事を目指すなら、デザインの学習に加えて、実装と動作確認の練習が必要です。ただし、求められる技術は案件によって異なります。
HTML・CSSなど必要な内容を案件から確認する
まずはHTML・CSSでページを組み、PCとスマートフォンの両方で表示を確認する練習が考えられます。募集によってはJavaScript、フォームの実装、WordPressへの組み込み、サーバーへの設置なども必要です。
すべてのLP案件で同じ技術が必須とは限りません。応募したい募集をいくつか読み、必須条件と担当範囲を整理してから学ぶ内容を決めましょう。制作にかかる時間を見積もる際は、「Webデザイン副業の案件単価はいくら?」で紹介した時間単価の考え方も役立ちます。
スクールはLPデザインと実装の学習範囲を分けて比べる
スクールを検討する場合も、「LPが学べる」という言葉だけで判断せず、デザインの制作までか、HTML・CSSなどを使った実装まで学べるかを確認しましょう。
2026年9月に確認した公式案内では、忍者CODEのWebデザインコースにLPデザインが含まれ、SHElikesにはLPデザイン実践コースがあります。WinスクールのWEBデザイナーPlusには、ランディングページ制作とHTML・CSSによるWebサイト制作が受講内容として掲載されています。
ただし、講座で扱う内容と、実際の案件を一人で受注・納品できることは同じではありません。制作課題、添削、実装の範囲、案件支援の内容まで確認し、自分が目指す仕事に合う学び方を選んでください。3社の違いは「忍者CODE・SHElikes・Winスクールを比較」で整理しています。
まとめ|「LP制作」の募集名だけで応募を決めない
LP制作の副業には、デザインや一部の修正を担当する仕事、支給データをコーディングする仕事、デザインから公開まで担当する仕事があります。未経験者が応募できるかどうかも、募集ごとの必須条件と準備した作品によって変わります。
応募前には、担当する工程、支給される素材、使用ツール、納品物、スマートフォン対応、フォームや公開作業、修正範囲を確認しましょう。まず自分が対応したい仕事を決め、その仕事に必要な作品とスキルを準備することが、無理なく副業を始める一歩になります。
LP以外の仕事も含めて必要なスキルを考えたい方は、「Webデザイン副業にコーディングは必要?仕事別の違いと学ぶ順番」も参考にしてください。

