中学生の頃、毎日使っていた「ソックタッチ」。靴下がずり落ちないように、肌に塗って使う、あの靴下止めです。
今でも売られていると知って、気になりました。同じ頃に使っていた方には、懐かしい名前かもしれませんね。
毎日のように使っていた小さな道具が、今もある。いつ生まれて、どんなふうに使われてきたのか、調べてみました。
ソックタッチは1972年生まれ
ソックタッチが発売されたのは、1972年(昭和47年)。2026年で54年になる商品です。
最初に人気になったのは、1970年代のハイソックスの流行の頃。靴下を好きな位置できちんと止められる道具として、使われるようになりました。
私が中学生の頃に毎日使っていたものにも、こうして発売の年や流行の歴史がある。名前を知っているだけのときより、少し身近に感じます。
復活をつないだのは、母親たちの記憶
長く続いているソックタッチですが、途中には生産が止まった時期もありました。
1980年代に三つ折りソックスが流行すると、需要が減って一時は廃番に。その後、1994年頃のルーズソックスの流行に合わせて、製造が再開されたそうです。
ここで気になったのが、復活のきっかけです。
メーカー担当者への取材記事によると、ルーズソックスを履く子どもの親たちが、昔使っていたソックタッチを思い出し、会社に問い合わせたのだとか。
自分が若い頃に使っていた道具を、今度は子どものために思い出す。その記憶が、商品の復活につながっていたという話が印象に残りました。
出典:withnews「靴下を45年間とめ続ける『ソックタッチ』 その波瀾万丈な歴史とは?」(2017年7月31日)
今も売っているソックタッチは、どんな商品?
現在、白元アースの公式サイトに掲載されている通常商品は「ソックタッチピンク」と「ソックタッチブルー」の2種類です。
画像をクリックすると、楽天市場の商品ページが開きます。
どちらも内容量は12mLで、グリーンアップルの香り。先端のボールを転がして塗る、ロールオンタイプです。
使い方は、靴下の上部を約1cm折り返し、その部分の肌に塗ってから靴下を戻し、軽く押さえるというもの。脱いだ後は、肌に残った液を水で洗い落とします。
肌が弱い方やアルコールに過敏な方は、かぶれる場合があると案内されています。使う際は、商品の注意書きも確認してください。
商品情報:白元アース公式「ソックタッチ」/使い方・使用上の注意
さらに、2026年2月20日には「ソックタッチ ハローキティ」が数量限定で発売されています。こちらは、りんごの香りです。
私には中学生の頃の思い出につながる名前ですが、今のファッションに合わせた商品展開も続いているのですね。
出典:白元アース「ソックタッチ ハローキティ」発売発表(2026年2月10日)
靴下以外にも?ソックタッチの意外な使われ方
私にとっては、中学生の頃に毎日使っていた靴下止め。調べてみると、アームカバーや服の胸元に使ってみた人の声も見つかりました。
アームカバーのずり落ち対策に
2025年6月の購入者レビューには、仕事中に下がってくるアームカバーを止めるために、ソックタッチを購入したという投稿があります。学生時代に使っていた靴下止めを思い出したのだそうです。
その方は、ずり落ちを抑えられたと感じた一方、汗で取れてしまうこともあったと書いています。個人の体験ですが、昔使っていた道具を、今の困りごとから思い出すという点も興味深いですね。
参考:Yahoo!ショッピング「ソックタッチ ピンク」の購入者レビュー(2025年6月19日)
服の胸元が浮くのを抑えるために
襟ぐりが広い服を着て前かがみになると、胸元が浮いてしまう。その対策としてソックタッチを試した例もあります。
2022年のメーカー担当者への取材でも、過去に、かがんだときの胸元の開きを抑える用途を提案したことがあると紹介されています。
一方で、実際に試した人のブログには、うまく付かなかったり、汗ですぐに取れたりしたという報告もありました。使った例があることと、狙った効果が得られることは分けて考えたいところです。
参考:withnewsのメーカー担当者への取材(2022年12月28日)/胸元の対策として試した個人の体験記事
なお、メーカーが現在案内している用途は「液体くつした止め」で、「用途以外に使用しないでください」と記載されています。ここでは、靴下以外にも使おうと考えた人の例を紹介しました。
商品情報:白元アース公式「ソックタッチピンク」
同じ道具を、次の世代も使っている
私にとっては、中学生の頃に毎日使っていた靴下止め。別の世代の人には、ルーズソックスと一緒に思い出すものかもしれません。
同じ商品でも、思い浮かべる靴下や、その頃の服装は違うのでしょう。
「ソックタッチ、私も使っていた」
そんなふうに思い出す方は、どの頃の、どんな靴下に使っていたでしょうか。
今も売られていると知ったことから、昔の暮らしと今の暮らしがつながる。これからも、ふと気になった懐かしいものを、今の姿と一緒にたどってみたいと思います。

