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洗濯機のふたを開けたとき、いつもと違う臭いがすると不安になります。
洗濯槽が汚れているのか、それともフィルターや排水口から臭っているのか。見えにくい場所が多いだけに、どこから確認すればよいか迷いませんか。
わが家の現在の洗濯機は、使い始めて約1年の日立製の縦型洗濯機です。
今のところ、洗濯機そのものの臭いや黒いカスは気になっていません。
洗濯物は洗う直前に入れ、洗濯が終わったあとは、槽内が乾くまでふたを開けています。
一方で、糸くずフィルターや洗剤・柔軟剤の投入口は、汚れが目立ったときに掃除する程度です。
排水口や排水ホースも、洗濯機を設置してから確認していません。
今は臭っていなくても、もし嫌な臭いが出たときに、何から確認すればよいのでしょうか。
この記事では、洗濯機が臭うときに確認したい場所を、自分で無理なく見られる順番で紹介します。
先に結論|臭う場所を確かめてから対処する
洗濯機が臭うときは、最初から洗濯槽だけが原因だと決めつけないことが大切です。
洗濯槽、糸くずフィルター、洗剤・柔軟剤の投入口、排水口では、臭いの原因も対処方法も違います。
まずは、次の順番で確認しましょう。
- 洗濯機ではなく、洗濯物だけが臭っていないか
- 洗濯槽の中から臭うか
- 糸くずフィルターに汚れやぬめりがないか
- 洗剤・柔軟剤の投入口が汚れていないか
- 槽内に湿気がこもっていないか
- 黒いカスが出ていないか
- 排水口や排水ホース付近から臭っていないか
洗濯機の下や裏側など、自分では見にくい場所を無理に掃除する必要はありません。
まずは、手が届く場所から一つずつ確認してみましょう。
洗濯機の臭いはどこからする?
洗濯槽の中から臭う
洗濯機のふたを開けたときに、カビや湿った布のような臭いがする場合は、洗濯槽の中を確認します。
洗濯後の湿気や、洗剤・柔軟剤の残り、衣類から落ちた汚れなどが、槽内に残っていることがあります。
見た目がきれいでも、洗濯槽の裏側までは確認できません。
臭いが気になる場合は、使用している洗濯機の取扱説明書を確認し、機種に合った方法で槽洗浄を行います。
洗濯物だけが臭う
洗濯機の中は臭わないのに、タオルや一部の衣類だけが臭うこともあります。
その場合は、洗濯機ではなく、次のようなことが関係している可能性があります。
- タオルや衣類に汗や皮脂汚れが残っている
- 濡れたまま長時間置いていた
- 洗濯物を詰め込みすぎた
- 部屋干しで乾くまでに時間がかかった
- 長く使ったタオルに臭いが残っている
洗濯物だけが臭う場合は、すぐに洗濯槽クリーナーを使うのではなく、洗い方や乾かし方も見直しましょう。
タオルが乾いているときは平気でも、濡れると臭う場合は、「洗濯したタオルが臭う原因と対処法」で、タオルの使い方や洗うまでの置き方も紹介しています。
室内干しをしたときに衣類が臭う場合は、「部屋干しの臭いを減らす方法」で、洗濯物の間隔や風の当て方を紹介しています。
糸くずフィルターから臭う
糸くずフィルターには、衣類から出た糸くずや髪の毛、細かな汚れがたまります。
湿ったごみを長く残すと、ぬめりや臭いが気になることがあります。
フィルターを取り外せる機種では、取扱説明書に従って外し、次の点を確認します。
- 糸くずがたまっていないか
- 髪の毛が絡まっていないか
- ぬめりがないか
- フィルターが目詰まりしていないか
- 取り付け部分にも汚れがないか
無理に引っ張ったり、硬いブラシで傷つけたりしないようにしましょう。
洗剤・柔軟剤の投入口から臭う
洗剤や柔軟剤の投入口には、使い切れなかった液が残ったり、固まったりすることがあります。
水分と一緒に残ると、ぬめりや汚れが気になる場合もあります。
次の状態がないか確認してください。
- 洗剤や柔軟剤が固まっている
- 投入口に水が残っている
- ぬめりがある
- 黒や茶色の汚れが付いている
- キャップやケースの裏側が汚れている
取り外して洗える部品かどうかは、洗濯機の取扱説明書で確認します。
排水口付近から臭う
洗濯槽の中よりも、床に近い場所から下水のような臭いがする場合は、排水口や排水ホースも確認します。
排水口に糸くずや汚れがたまると、水の流れが悪くなったり、臭いが出たりすることがあります。
ただし、洗濯機の真下に排水口がある場合や、洗濯機の上に乾燥機を設置している場合は、自分で洗濯機を動かすのは危険です。
無理をせず、家族や設置業者、清掃業者、住宅の管理会社などへ相談しましょう。
臭いの種類から最初に見る場所
| 感じる臭い | 最初に確認したい場所 |
|---|---|
| カビや湿った布のような臭い | 洗濯槽、糸くずフィルター |
| 洗剤や柔軟剤が混ざったような臭い | 洗剤・柔軟剤の投入口 |
| 生乾きのような臭い | 洗濯物、洗濯量、干し方 |
| 酸っぱい臭い | 衣類に残った汗や皮脂汚れ |
| 下水のような臭い | 排水口、排水ホース |
| 焦げたような臭い | すぐに使用を中止して相談 |
臭いだけで原因を決めることはできません。
この表は、どこから見ればよいか迷ったときの目安として使ってください。
焦げたような臭いや煙、異常な熱を感じた場合は、掃除を続けず、使用を中止してメーカーや購入店へ相談しましょう。
洗濯機が臭うときに確認したい7つのこと
1.洗濯物を槽内へためていないか
洗濯機を洗濯かご代わりにして、衣類を入れたままにしていませんか。
特に、次のようなものを槽内へ長時間入れておくと、湿気がこもりやすくなります。
- 濡れたタオル
- 汗をかいた衣類
- 使用後のバスマット
- 湿った靴下や肌着
- 雨に濡れた衣類
わが家では、洗濯物は洗う直前に入れています。
濡れた衣類は、洗濯までの間だけでも広げておくと、湿った状態が続きにくくなります。
2.洗濯後すぐにふたを閉めていないか
洗濯後の槽内には湿気が残っています。
わが家では、槽内が乾くまでふたを開けています。
ただし、ふたの扱いや槽乾燥機能の使い方は、洗濯機によって異なります。
使用している機種の取扱説明書を確認し、家庭の安全環境に合った方法で湿気を逃がしましょう。
小さな子どもやペットがいる家庭では、洗濯槽へ近づかないよう安全を優先してください。
3.糸くずフィルターが汚れていないか
わが家では、糸くずフィルターを汚れが目立ったときに掃除しています。
けれど、見た目では汚れが少なくても、裏側や取り付け部分に細かなごみが残っていることがあります。
臭いが気になる場合は、汚れが目立つまで待たず、一度取り外して確認してみましょう。
掃除したあとは、元の位置へ確実に取り付けます。
取り付け方やお手入れの頻度は、使用している機種の取扱説明書を確認してください。
4.洗剤・柔軟剤の投入口が汚れていないか
洗剤と柔軟剤を表示どおり使っていても、投入口に少しずつ残ることがあります。
わが家では、汚れが目立ったときに投入口を洗っています。
次のようなときは、早めにお手入れしましょう。
- 柔軟剤が固まっている
- ケースに水が残る
- 洗剤や柔軟剤が流れにくい
- ぬめりがある
- 嫌な臭いがする
洗剤ケースやキャップを外せるか、どのように洗うかは機種によって異なります。
無理に外さず、取扱説明書の手順に従ってください。
5.洗濯槽のお手入れ方法が機種に合っているか
わが家では、半年に1回ほど市販の洗濯槽クリーナーを使っています。
ただし、これまでは洗濯機の槽洗浄コースを使わずに掃除していました。
洗濯機に槽洗浄コースがある場合は、自己流でつけ置き時間を決めるより、機種に合った使い方を確認するほうが安心です。
確認したいのは、次の点です。
- 槽洗浄コースがあるか
- コースにかかる時間
- 使用できる洗濯槽クリーナーの種類
- 一度に入れる量
- お湯を使えるか
- ふたを閉めて運転する必要があるか
洗濯槽クリーナーは、たくさん入れればよく落ちるわけではありません。
製品の表示と洗濯機の取扱説明書の両方に従いましょう。
6.黒いカスが出ていないか
今の洗濯機では黒いカスは出ていませんが、以前の洗濯機では、洗濯物に黒いものが付いたことがあります。
黒いカスが出る場合は、洗濯槽内の汚れなどが関係していることがあります。
臭いだけの場合とは、確認する内容が少し違います。
次のような状態がないか見てください。
- 洗濯物に黒や茶色のカスが付く
- 水面に細かな汚れが浮く
- 槽洗浄後にカスが増えた
- 何度洗っても洗濯物へ付く
黒いカスを見つけたときは、通常の洗濯を繰り返すだけで済ませず、機種に合った槽洗浄方法を確認しましょう。
洗濯物に黒いワカメのようなカスが付く場合は、「洗濯機から黒いカスが出る原因」で、槽洗浄後にカスが増えたときの対処法も紹介しています。
7.排水口や排水ホースから臭っていないか
洗濯槽、フィルター、投入口を確認しても原因が分からない場合は、排水側も考えます。
特に、下水のような臭いがするときは、洗濯機の中だけでなく、床に近い場所も確認します。
ただし、排水口が洗濯機の真下にある場合は、簡単には手が届きません。
わが家でも、洗濯機を設置してから排水口を確認していません。
洗濯機の上には衣類乾燥機もあるため、自分で動かすのは難しい場所です。
洗濯機や乾燥機を一人で動かしたり、排水ホースを自己判断で外したりしないようにしましょう。
洗濯機が臭うときに、まず自分でできること
洗濯物をすべて取り出す
まず、洗濯槽を空にします。
洗濯物を取り出した状態で臭いを確認すると、衣類側の臭いか、洗濯機側の臭いかを分けやすくなります。
手が届く場所を一つずつ見る
最初から大がかりな掃除をする必要はありません。
次の順番なら、比較的確認しやすいでしょう。
- 洗濯槽の中
- 糸くずフィルター
- 洗剤・柔軟剤の投入口
- ふたやふたの周囲
- 洗濯機の床に近い部分
汚れを見つけた場所だけ、取扱説明書に従ってお手入れします。
槽洗浄の前に取扱説明書を確認する
槽洗浄を始める前に、使用できるクリーナーとコースを確認します。
家庭にある洗剤や漂白剤を、自己判断で洗濯槽へ入れないようにしましょう。
塩素系と酸素系では使い方が異なります。
異なる洗剤や漂白剤を混ぜるのも危険です。
排水側が臭うときは無理をしない
下水のような臭いが強い場合や、排水口へ手が届かない場合は、自分だけで解決しようとしないことも大切です。
賃貸住宅なら、先に管理会社へ相談するとよいでしょう。
持ち家の場合は、購入店や設置業者、清掃業者、水回りの業者などへ相談します。
洗濯槽クリーナーは何を選べばよい?
洗濯槽クリーナーには、塩素系や酸素系などがあります。
どちらがよいかを、商品名だけで決めるのは難しいものです。
選ぶ前に、次のことを確認しましょう。
- 縦型洗濯機に使えるか
- ドラム式専用ではないか
- 洗濯機メーカーが案内している種類か
- 槽洗浄コースに対応しているか
- 一回に使う量
- つけ置きが必要か
- 混ぜてはいけない製品は何か
わが家で使っている洗濯槽クリーナーも、塩素系か酸素系かを確認せずに使っていました。
次に使うときは、容器の成分表示と、洗濯機の取扱説明書を確認したいと思います。
どの製品を選べばよいか迷う場合は、洗濯機メーカーが案内しているクリーナーを確認すると選びやすくなります。
わが家の洗濯機で、今後見直したいこと
現在の洗濯機では、臭いや黒いカスは出ていません。
普段からできていることは、次のとおりです。
- 洗濯物は洗う直前に入れる
- 洗濯後は槽内が乾くまでふたを開ける
- 洗剤と柔軟剤は表示どおり使う
- 洗濯後は衣類をすぐ取り出す
- 昼間は洗面所の換気をする
一方で、今後見直したいこともあります。
- 糸くずフィルターを、汚れが目立つ前にも確認する
- 洗剤・柔軟剤の投入口を定期的に見る
- 洗濯機の取扱説明書で槽洗浄の方法を確認する
- 使用している洗濯槽クリーナーの種類を確認する
- 臭いが出たら、洗濯槽と排水口のどちらからするか確かめる
- 洗濯機の下や裏側は一人で掃除しない
今は臭っていないため、「この方法で臭いが消えた」とは書けません。
臭いが出る前に、ときどき確認する場所を決めておくと、困ったときにも慌てずに済みそうです。
自分で掃除しないほうがよい場合
次のような場合は、無理に掃除せず、メーカーや業者へ相談しましょう。
- 洗濯機を動かさないと排水口へ届かない
- 洗濯機の上に乾燥機が設置されている
- 排水ホースを外す必要がある
- 水漏れしている
- 排水できない
- 強い下水臭が続く
- 焦げたような臭いがする
- 煙が出ている
- 異音やエラー表示がある
- お手入れしても臭いが続く
洗濯機は重く、周囲には給水ホースや排水ホース、電源コードがあります。
無理に動かすと、腰や膝を痛めたり、水漏れにつながったりするおそれがあります。
自分で難しいと感じたら、早めに相談するほうが安心です。
洗濯機の臭いを予防するために続けたいこと
洗濯機を毎日すべて掃除する必要はありません。
普段することと、ときどきすることに分けると続けやすくなります。
普段から続けたいこと
- 洗濯物を槽内へためない
- 洗濯終了後は衣類をすぐ取り出す
- 機種に合った方法で槽内の湿気を逃がす
- 洗剤と柔軟剤は適量を守る
- 濡れたタオルを長時間入れたままにしない
ときどき確認したいこと
- 糸くずフィルター
- 洗剤・柔軟剤の投入口
- ふたの周囲
- 洗濯槽の臭い
- 黒いカスの有無
- 排水口付近の臭い
- 取扱説明書に沿った槽洗浄
毎回完璧にするより、臭いや汚れがひどくなる前に確認することが大切です。
洗濯機の臭い対策で避けたいこと
洗濯機の臭いが気になっても、次のような対処は避けましょう。
- 原因を確認せず、洗濯槽クリーナーを何度も使う
- 洗剤や漂白剤を自己流で混ぜる
- 指定より多い量のクリーナーを入れる
- 取扱説明書を確認せず熱湯を入れる
- 濡れた衣類を槽内へ長時間ためる
- 柔軟剤の香りだけで臭いを隠す
- 重い洗濯機を一人で動かす
- 排水ホースを自己判断で外す
- 水漏れや焦げた臭いをそのままにする
製品によって使える洗剤やお手入れ方法は異なります。
使用している洗濯機とクリーナーの説明を、両方確認してください。
よくある質問
洗濯機が臭ったら、すぐ槽洗浄をすればよいですか?
最初に、臭いがどこからするか確認しましょう。
糸くずフィルター、洗剤・柔軟剤の投入口、排水口が原因の場合は、槽洗浄だけでは改善しないことがあります。
洗濯物だけが臭う場合は、洗い方や干し方も確認します。
洗濯後は、ふたを開けたほうがよいですか?
ふたの扱いや槽乾燥機能の使い方は、洗濯機によって異なります。
使用している機種の取扱説明書を確認し、小さな子どもやペットがいる家庭では安全にも注意しましょう。
黒いカスと臭いは関係がありますか?
洗濯槽内の汚れが関係している場合があります。
黒いカスが出たときは、機種に合った槽洗浄方法を確認し、通常の臭い確認とは分けて対処しましょう。
下水のような臭いは、洗濯槽クリーナーで取れますか?
排水口や排水ホースが原因の場合は、洗濯槽クリーナーだけでは改善しないことがあります。
洗濯槽の中と、床に近い排水側のどちらから臭うかを確認してください。
糸くずフィルターは毎回掃除したほうがよいですか?
お手入れの頻度は、洗濯機の機種によって異なります。
取扱説明書を確認し、糸くずやぬめりを長く残さないようにしましょう。
どの洗濯槽クリーナーを使えばよいですか?
使用している洗濯機の取扱説明書で、使える種類を確認します。
縦型用かドラム式用か、塩素系か酸素系か、使用量やコースも確認しましょう。
異なるクリーナーや洗剤を混ぜてはいけません。
まとめ|洗濯槽だけでなく、臭う場所を順番に確認する
洗濯機が臭うと、すぐに洗濯槽クリーナーを使いたくなります。
けれど、臭いの原因は洗濯槽だけとは限りません。
まずは、次の順番で確認しましょう。
- 洗濯物だけが臭うのか確認する
- 洗濯槽の中を確認する
- 糸くずフィルターを見る
- 洗剤・柔軟剤の投入口を見る
- 槽内へ湿気がこもっていないか確認する
- 黒いカスがないか確認する
- 排水口や排水ホース付近を確認する
- 手が届かない場所は無理に掃除しない
わが家の洗濯機は、現在のところ臭いや黒いカスはありません。
今後は、糸くずフィルターや洗剤投入口を汚れが目立つ前にも確認し、槽洗浄の方法とクリーナーの種類も見直したいと思います。
全部を一度に掃除する必要はありません。
自分で見られる場所から一つずつ確認し、洗濯機の下や排水口など難しい場所は、無理をせず家族や業者へ相談しましょう。


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