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洗濯は毎日のことだからこそ、小さな困りごとでも続くと負担になります。
洗ったタオルが臭う、部屋干しした服が乾かない、白い衣類に黒いカスが付く。うっかりティッシュを一緒に洗ってしまうこともあります。
同じ「洗濯の困りごと」でも、原因はひとつとは限りません。
わが家でも、部屋干しの臭いや、洗濯機から出た黒いカスに困ったことがあります。
黒いカスが白い衣類に付いたときは、どこまで掃除すればよいのか分からず、洗濯槽クリーナーを使ったあとに何度もすすぎました。
困ったとき、すぐに原因が分からず、しばらく様子を見ることもあります。
この記事では、洗濯で困ったときに最初に確認したいことと、悩み別の対処法をまとめました。
詳しい記事への入口として、何から確認すればよいか迷ったときに使ってください。
先に結論|原因を決めつけず、できるところから確認する
洗濯で困ったときは、最初から原因をひとつに決めつけないことが大切です。
たとえば、洗濯物が臭う原因は、洗濯槽の汚れだけではありません。
衣類に残った汗や皮脂、洗濯物の詰め込み、干し方、乾くまでの時間などが関係していることもあります。
まずは、次の順番で確認しましょう。
- 何に困っているのかを分ける
- 洗濯物だけの問題か確認する
- 洗濯量や干し方を確認する
- 洗濯機の中やフィルターを見る
- 洗剤や柔軟剤の量を確認する
- 洗濯機や衣類の説明表示を見る
- 自分で難しい場所は無理に触らない
すぐに新しい洗剤やクリーナーを買わなくても、手が届く場所から確認できることがあります。
一度で全部解決しようとせず、今できることから始めましょう。
今困っていることから探す
| 困っていること | 最初に確認したいこと | 詳しい内容 |
|---|---|---|
| タオルが濡れると臭う | 洗うまでの置き方、皮脂汚れ、乾かし方 | タオルの臭い |
| 部屋干しで臭う | 乾くまでの時間、洗濯物の間隔、風の通り道 | 部屋干しの臭い |
| 厚手の服が乾かない | フード、ポケット、衣類の重なり | 部屋干しの干し方 |
| 洗濯機が臭う | 洗濯槽、フィルター、洗剤投入口、排水口 | 洗濯機の臭い |
| 黒いカスが付く | 槽内、糸くずフィルター、槽洗浄方法 | 黒いカス |
| クリーナー選びで迷う | 型番、対応機種、塩素系・酸素系 | クリーナーの選び方 |
| ティッシュが付いた | 紙の量、衣類の状態、フィルター | ティッシュの取り方 |
| 色移りした | 乾かす前か、洗濯表示、色落ちした衣類 | 色移りへの対処 |
| 洗剤が残った | 洗剤量、洗濯量、すすぎ | 洗剤残りへの対処 |
| セーターが縮んだ | 素材、洗濯表示、乾かし方 | 衣類のお手入れ |
今の悩みに近いところから確認してみてください。
洗濯物の臭いで困ったとき
タオルが濡れると臭う
洗ったタオルが、乾いているときは気にならないのに、顔や手を拭くと臭うことがあります。
このような場合は、次のことを確認します。
- 使用後の濡れたタオルを長時間重ねていないか
- 洗濯まで湿った状態で置いていないか
- 洗濯物を詰め込みすぎていないか
- 洗剤や柔軟剤を入れすぎていないか
- 洗濯後すぐに乾かしているか
- タオルを長く使っていないか
洗濯槽を掃除する前に、タオルの使い方や洗うまでの置き方も確認してみましょう。
詳しくは、「洗濯したタオルが臭う原因と対処法」で紹介しています。
洗濯物全体が臭う
タオルだけでなく、複数の衣類が洗濯直後から臭うときは、洗い方と洗濯機の両方を確認します。
- 洗濯物を入れすぎていないか
- 洗剤が衣類の量に合っているか
- 洗濯終了後、長時間放置していないか
- 糸くずフィルターが汚れていないか
- 洗濯槽の中から臭っていないか
- 干してから乾くまでに時間がかかっていないか
洗濯機の中は臭わず、干したあとに臭いが出る場合は、部屋干しの方法も見直します。
部屋干しの臭いや乾きにくさで困ったとき
部屋干しで生乾き臭がする
除湿機や扇風機を使っていても、部屋干し臭が残ることがあります。
わが家では、雨の日や花粉、黄砂が気になる日に室内干しをしています。
厚手の衣類やタオルは乾くまでに時間がかかり、着たときや濡れたときに臭いを感じることがありました。
最初に確認したいのは、次の点です。
- 洗濯物同士の間隔が狭くないか
- 風が衣類の表面だけに当たっていないか
- 厚手の服が一か所に集まっていないか
- フードやポケットが重なっていないか
- 一度に干す量が多すぎないか
- 乾いた衣類を途中で取り外しているか
風は、洗濯物の表面だけではなく、衣類と衣類の間を通るように当てます。
詳しくは、「部屋干しの臭いを減らす方法」で紹介しています。
厚手の服だけ乾かない
パーカー、ズボン、厚手のタオルは、薄手の衣類より乾きにくいものです。
次の部分を広げて干してみましょう。
- パーカーのフード
- 袖口
- ズボンのウエスト部分
- ポケット
- タオルの重なった部分
- 厚手の縫い目
厚手と薄手の衣類を交互に干したり、途中で位置を替えたりすると、風が当たりやすくなります。
全部を同じ時間に乾かそうとせず、乾いたものから取り外す方法もあります。
洗濯機の臭いで困ったとき
洗濯機のふたを開けたときに臭いがする場合は、最初から洗濯槽だけが原因だと決めつけないようにします。
確認したい場所は、次のとおりです。
- 洗濯槽の中
- 糸くずフィルター
- 洗剤・柔軟剤の投入口
- ふたや周囲の水分
- 排水ホース
- 排水口付近
カビや湿った布のような臭いは、槽内やフィルターを確認します。
洗剤や柔軟剤が混ざったような臭いは、投入口の固まりやぬめりも見てみましょう。
下水のような臭いが床に近い場所からする場合は、排水口や排水ホースが関係している可能性があります。
洗濯機の下や裏へ手が届かないときは、一人で重い洗濯機を動かさないようにしてください。
詳しくは、「洗濯機が臭うときに確認すること」で、臭う場所ごとの見分け方を紹介しています。
洗濯機から黒いカスが出たとき
以前使っていた縦型洗濯機では、黒いワカメのようなカスが洗濯物に付いたことがあります。
白い衣類に付くと特に目立ち、洗濯後の槽内や糸くずフィルターにも残っていました。
洗濯槽クリーナーを使ったあと、きれいになると思っていたのに、かえって黒いカスが増えたように見えて驚きました。
黒いカスが出たときは、次の順番で確認します。
- 普段の洗濯をいったん止める
- 洗濯物に付いたカスを取り除く
- 洗濯槽内にカスが残っていないか見る
- 糸くずフィルターを掃除する
- 取扱説明書で槽洗浄方法を確認する
- 洗濯物を入れずに、すすぎや槽洗浄を行う
- カスが残っていないことを確認する
わが家では、浮いたカスを網ですくい、何度かすすぐことで少しずつ減りました。
一度で全部落とそうとすると時間も手間もかかります。
詳しくは、「洗濯機から黒いカスが出る原因」で、槽洗浄後にカスが増えたときの対処も紹介しています。
洗濯槽クリーナー選びで迷ったとき
売り場には、塩素系、酸素系、液体、粉末など、さまざまな洗濯槽クリーナーがあります。
わが家でも、以前はパッケージを見て、よさそうに感じたものを選んでいました。
しかし、洗濯槽クリーナーは、商品より先に洗濯機の説明書を確認することが大切です。
選ぶ順番は、次のとおりです。
- 洗濯機の正式な型番を確認する
- 縦型かドラム式か確認する
- 使用できる成分を確認する
- 槽洗浄コースの使い方を確認する
- 商品の対応機種を見る
- 使用量と所要時間を確認する
- 使用後のすすぎやフィルター掃除を確認する
液体だから塩素系、粉末だから酸素系とは限りません。
塩素系と酸素系のどちらがよいかを先に決めるのではなく、自宅の洗濯機で使える種類から選びます。
詳しくは、「洗濯槽クリーナーの選び方」で、塩素系と酸素系の違いを紹介しています。
洗濯物にティッシュが付いたとき
ポケットにティッシュを入れたまま洗濯すると、細かな紙が洗濯物全体に付くことがあります。
わが家でも、洗濯の失敗の中では特に困った経験のひとつです。
最初に、次のことを確認します。
- 紙が大きなかたまりで付いているか
- 細かな紙が衣類全体に付いているか
- 洗濯物がまだ濡れているか
- 糸くずフィルターに紙がたまっていないか
- 洗濯槽内に紙が残っていないか
濡れた状態で強くこすると、紙が繊維の間へ入り込むことがあります。
大きな紙は手で取り除き、衣類の状態に合った方法で少しずつ落とします。
洗濯物だけでなく、洗濯槽と糸くずフィルターも確認しましょう。
大きな紙くずを取る順番や、乾いた後の仕上げ方は、「洗濯物にティッシュが付いたときの取り方」で詳しく紹介しています。
色移りしたとき
色移りに気づいたら、衣類を乾かす前に洗濯表示を確認します。
濡れているうちに気づいたほうが対処しやすい場合がありますが、衣類の素材や色によって方法は異なります。
確認したいのは、次の点です。
- どの衣類から色が出たのか
- 色移りした衣類の素材
- 漂白剤が使える表示か
- 水洗いできる衣類か
- 乾燥機に入れる前か
自己流で漂白剤を使うと、元の色まで変わることがあります。
大切な衣類や素材が分からないものは、無理をせずクリーニング店へ相談しましょう。
新品の赤・黒・紺などを洗うときの注意点は、「洗濯物の色移りを防ぐ方法」で詳しく紹介しています。
洗剤が衣類に残ったとき
衣類に白い洗剤の跡が残った場合は、洗剤の種類だけでなく、洗濯量やすすぎも確認します。
- 洗剤を入れすぎていないか
- 洗濯物を詰め込みすぎていないか
- 粉末洗剤が溶けにくい状態ではなかったか
- 洗剤を衣類へ直接かけていないか
- すすぎ回数が少なくないか
- 洗濯機の給水に問題がないか
洗剤を多く入れても、汚れがその分よく落ちるとは限りません。
衣類の量と洗濯機の表示に合った量を使いましょう。
液体洗剤の量、洗濯物の詰め込みすぎ、すすぎ、自動投入の確認方法は、「液体洗剤が衣類に残る原因と対処法」で詳しく紹介しています。
セーターが縮んだとき
セーターが縮んだときは、無理に強く引っ張らないようにします。
素材によっては、元の大きさに戻すのが難しいこともあります。
まず確認したいのは、次の点です。
- ウールなど縮みやすい素材か
- 水洗いできる表示か
- 手洗い表示か
- 乾燥機を使ったか
- 熱いお湯を使っていないか
大切なセーターや形が大きく変わった衣類は、自宅で何度も直そうとせず、クリーニング店へ相談する方法もあります。
洗剤や漂白剤を使う前に確認したいこと
洗濯の困りごとが起きると、すぐに漂白剤や強い洗剤を使いたくなることがあります。
しかし、洗剤や漂白剤には、衣類や洗濯機との相性があります。
使う前に確認したいのは、次のことです。
- 衣類の洗濯表示
- 洗濯機の取扱説明書
- 使用できる素材
- 使用量
- つけ置き時間
- 必要なすすぎ回数
- 換気の必要性
- 混ぜてはいけない製品
特に塩素系の製品は、酸性タイプの製品や別の洗剤と混ぜないよう注意します。
表示が分からないときは、自己判断で混ぜたり、使用量を増やしたりしないようにしましょう。
部屋干しをラクにする便利品
部屋干しの臭いや乾きにくさを減らすために、便利品が役立つこともあります。
たとえば、次のようなものがあります。
- 部屋干し用洗剤
- サーキュレーター
- 除湿機
- 衣類乾燥除湿機
- パーカー用ハンガー
- タオルを広げて干せるハンガー
- 洗濯物の間隔を取りやすい物干し
ただし、便利品を増やす前に、洗濯物の量、間隔、風の通り道も確認しましょう。
すでに除湿機や扇風機があるなら、置き場所や風向きを替えるだけで改善することもあります。
新しく買う場合は、重さ、操作のしやすさ、お手入れ、置き場所、電気代も確認すると失敗しにくくなります。
洗濯で困ったときの確認順
何から始めればよいか分からないときは、次の順番で確認します。
1.困っていることを分ける
臭い、汚れ、乾きにくさ、洗濯の失敗など、今起きていることをひとつずつ分けます。
2.洗濯物だけの問題か確認する
一部のタオルや衣類だけなのか、洗濯物全体なのかを見ます。
3.干し方と乾く時間を見る
洗濯後に臭う場合は、洗濯物の間隔や風の当たり方も確認します。
4.洗濯機の手が届く場所を見る
洗濯槽、糸くずフィルター、洗剤投入口を確認します。
5.洗剤と柔軟剤の量を見る
表示より多く入れていないか、洗濯量に合っているか確認します。
6.説明書や洗濯表示を見る
洗濯機の掃除や漂白剤の使用は、自己流で始めず表示を確認します。
7.無理な掃除はしない
洗濯機の下や裏側、排水口など、重い洗濯機を動かさないと見られない場所は無理をしません。
8.必要なら相談する
水漏れ、排水不良、異音、焦げたような臭いがある場合は、メーカーや購入店などへ相談しましょう。
毎日完璧にお手入れしなくてもよい
洗濯機も洗濯物も、毎日すべて完璧に手入れするのは大変です。
普段することと、ときどき確認することに分けると続けやすくなります。
普段からできること
- 洗濯物は洗う直前に入れる
- 濡れたタオルを重ねたままにしない
- 洗濯後は早めに取り出す
- 洗剤と柔軟剤は適量を守る
- 洗濯物の間隔を空ける
ときどき確認すること
- 糸くずフィルター
- 洗剤・柔軟剤の投入口
- 洗濯槽の臭い
- 黒いカスの有無
- 洗濯機の説明書にあるお手入れ時期
- 排水口付近の臭い
一度で全部を直そうとせず、気になったところから確認すれば大丈夫です。
よくある質問
洗濯物が臭うときは、最初に洗濯槽を掃除すればよいですか?
洗濯物だけが臭う場合は、衣類に残った汚れや干し方が関係していることもあります。
最初に、洗濯機の中も臭うのか、特定の衣類だけが臭うのかを確認しましょう。
黒いカスが出たら、クリーナーを何度も使ってもよいですか?
自己判断でクリーナーを続けて使わず、洗濯機とクリーナーの説明を確認します。
槽内や糸くずフィルターに残ったカスを取り除くことも必要です。
部屋干し用洗剤に替えれば臭いはなくなりますか?
洗剤を替えるだけでなく、洗濯量、干す間隔、風の通り道、乾くまでの時間も見直しましょう。
今使っている洗剤で干し方を見直してから、必要に応じて部屋干し用洗剤を検討する方法もあります。
洗濯機の下や排水口は自分で掃除したほうがよいですか?
洗濯機を動かさなければ手が届かない場合は、無理をしないようにします。
洗濯機の上に乾燥機がある場合や、腰や膝に不安がある場合は、家族や業者へ相談しましょう。
困ったときは、どの記事から読めばよいですか?
この記事の前半にある「今困っていることから探す」の表から、今の悩みに近いものを選んでください。
原因が分からないときは、洗濯物、干し方、洗濯機の順に確認すると分けやすくなります。
まとめ|困ったときに、ここから確認を始める
洗濯の困りごとは、同じように見えても原因が違うことがあります。
困ったときは、次の順番で確認しましょう。
- 何に困っているのかを分ける
- 洗濯物だけの問題か確認する
- 洗濯量や干し方を見る
- 洗濯機の中やフィルターを見る
- 洗剤や柔軟剤の量を見る
- 説明書や洗濯表示を確認する
- 自分で難しい場所は無理に触らない
- 必要ならメーカーや業者へ相談する
洗濯で困ったとき、すぐに原因が分からなくても大丈夫です。
全部を一度に直そうとせず、自分で確認できるところから一つずつ見ていきましょう。
毎日完璧に掃除しなくてもかまいません。
何から確認すればよいか迷ったときに、またこの記事へ戻ってきてください。


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